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料理を作る手始めは食材選びです。食材を選ぶときにどうしても避けてとおれない 輸入農産物に目を向けてみましょう。
日本は、自給自足という点では遠い昔のことであり、現在、国内で消費する食料の
60%以上を、輸入に頼っているのが現実です。 料理を作るときに、農産物をすべて国内産で賄うことはとても難しくなってきています。 スーパーなどには、安くて鮮度も良さそうな、輸入された農産物がたくさん並んでいます。
ある調査によると、同じ種類で国産物と輸入物が並んで売っている場合には、輸入物を
購入することが多いという結果が出ています。価格が安いからだそうです。
家計を考えると当然の結果だと思います。見た目はあまり変わらないのですから。
美味しい料理を作るときに、その食材に求められることは新鮮さ、品質、そして
安全性ではないでしょうか。 輸入農産物に関していえば、新鮮さ、品質は自分で料理を作れば判断できます。 ただ、安全性はどうなのでしょうか。それは国内産でも同じかもしれませんが
海外で 作られるものは、栽培方法、保管状況、輸送方法などがよりわかりにくいのが現状です。
ましては輸送にも時間がかかります。もちろん食品衛生法などによる規制があり、それをクリアしたものが店頭に並んでいるわけですが、万全といえるのでしょうか。
現在、輸入されている農産物の主なものは次のとおりです。
○生鮮野菜
玉ねぎ カボチャ ゴボウ ブロッコリー シイタケ ネギ 里芋 アスパラガス 人参 かぶ 生姜 ジャンボピーマン(パプリカ) にんにく エンドウ
キャベツ キュウリ トマト 長芋 セロリ なす カリフラワー レタス インゲン 枝豆 マツタケ トリフ
唐辛子 ほうれん草 スイートコーン |
○冷凍野菜
じゃがいも 里芋 ほうれん草 スイートコーン インゲンマメ ブロッコリー
枝豆 エンドウ ゴボウ 長芋 |
○塩蔵等野菜
| 生姜 キュウリ らっきょう レンコン ワラビ ナス ゴボウ |
○乾燥野菜
| シイタケ 玉ねぎ カンピョウ タケノコ 大根 ゼンマイ キクラゲ じゃがいもキノコ
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以上のように、実に多くの種類の農産物が輸入されています。

新聞報道などで安全性が不安視される残留農薬と遺伝子組み換えについてはどうなのでしょうか。
■■〜残留農薬〜■■
農産物の生産は、国によって風土や気象条件、害虫やその病気の種類なども違い使用される農薬の種類も違います。世界各国で使用されている農薬の種類は日本で使われているものの約4倍にもなります。
つまり、日本で禁止されている農薬も、外国では使用されているということです。
輸入されている農産物で一番問題なのは、ポストハーベスト農薬です。
ポストは「後」、ハーベストは「収穫」という意味です。収穫された後に使用される農薬のことを言います。
農産物の長期保存や、輸送中の害虫やカビなどによる品質低下を抑えるために
日本では認められていない、収穫後の農薬散布が、世界各国では広く使用されています。アメリカなどでは、殺虫剤、殺菌剤、除カビ剤などを収穫後に使用することを認めています。
過去に問題となった農産物の代表的なものがレモンですが、アメリカンチェリーなども収穫してから相当期間を経て日本で売られているはずなのに、買ってから何日たっても腐らないと、疑問に感じたことはないでしょうか。
実際に、かんきつ類やバナナ、小麦などからポストハーベスト農薬が過去に検出されています。
■■〜遺伝子組み換えの農産物〜■■
遺伝子組み換えによる農産物は、交配による品種改良と違い、ある作物がもつ遺伝子のうち、有用な部分だけを人工的に操作して新しい作物を作りだしたものです。害虫に強い、除草剤に影響されないなどの大豆、トウモロコシ、菜種、ジャガイモなどがそうです。日本では実用化されていないので作られていません。
これらの農産物は原料として輸入され、加工されてから市場に出回っています。
使用している場合には表示義務があります。「遺伝子組み換えを含む」とか、加工品に混入しているかどうかわからない場合には、「遺伝子組み換え不分別」などです。使用されていない場合には、「遺伝子組み換えでない」あるいは「国産100%」と書かれています。
また大豆を例にとると、豆腐やみそ、煮豆などには表示義務がありますが、醤油や大豆油などは、たんぱく質が検出されないということで表示義務がありません。
安全性については、賛否両論ありますが、はっきりしたことはわかっていないようです。わからない場合には、なるべく口にしないほうが良いような気がします。
■■〜少しでも安全に食べるには〜■■
当然のことですが、まず水洗いをすることです。皮をむかないで直接食べるものは、水につけておくか流水でていねいに洗うのが良いでしょう。
食材に応じて、皮をむく、湯むきをする、湯でこぼすなどで、少しは安心して食べられます。ワックスを塗った柑橘類は、アルコール(焼酎など)で表面を拭くと効果的です。
今の日本の食糧事情からいくと、輸入農産物を否定することはてきません。むしろ必要不可欠なものかもしれません。
ただ、安全性という点からは、実情をよく知り上手に付き合っていく必要があるのではないでしょうか。もちろん、国内産にも同じことは言えますが。
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